近年、パソコンやDTM機材の値段が安くなり、誰でも手軽に音楽制作ができる時代になってきました。
YoutubeやSoundCloudなどに自作の音楽を公開して、そこから有名になったクリエイターもどんどん増えてきました。
しかし、せっかくDTMを始めたのに、いつの間にか、諦めてしまったという人も多いのが現状です。
そこで、制作を始めたばかりの初心者DTMerがやってしまいがちな、あるあるミスを紹介し、皆さんがそういった罠にハマらないよう回避策を紹介します。
- 初心者DTMerがやりがちな間違いはどんなもの?
- 失敗しないためにはどうすればよい?
初心者DTMerがやりがちなミスとは?
初心者DTMerがやりがちなミスは、主に以下の通りです。
- 必要のない機材を購入しがち
- DAWソフトの設定で悩みがち
- 音楽理論を無視しがち
必要のない機材を購入しがち
初心者DTMerがやりがちなのが、とりあえず機材を揃えようとして不要なものまで買ってしまうことです。
特によくあるのは、以下のような機材です。
- シンセやドラムマシン
- オーディオインターフェイス
① シンセやドラムマシン
世の中には、部屋に飾っておくだけでもカッコ良い機材が山ほどあります。
しかし、オモチャのように触って遊ぶだけで満足して、実際に楽器として使いこなす前に飽きてしまうパターンに陥りがちです。
流行りの機材を次々に購入して立派なコレクションを構築している人がいますが、気付いたらメルカリに出品していた、なんてことにならないように注意したいです。
ハード機材を買わなくても、ソフトシンセなどのプラグインがあれば大体の音は作れてしまいます。
実際に、1台のPCだけで作った曲で、リリースしているアーティストはたくさんいます。
② オーディオインターフェース
DTM初心者が最初に購入するべき機材はオーディオインターフェース!みたいな記事がたくさんありますが、必ずしも必要とは限りません。
そもそも、高音質な音で録音しないなら、オーディオインターフェースが無くても楽曲制作は始められます。
オーディオインターフェースは、基本的にマイクやギターなど楽器の音を録音してPCに取り込むためにあります。
そのため、録音をしたい方であれば必要になりますが、インストゥルメントトラック(ボーカル無しの楽曲のこと)のEDMのように、電子音だけで構成されている楽曲を作る場合には不要です。
まず、自分がどんな曲を作りたいかを決めて、最低限必要な機材を選定しましょう。
DAWソフトの設定で悩みがち
DAWの環境設定でつまづく人は、非常に多いです。
MIDIキーボードなどの外部機器との接続がうまくできなかったり、オーディオインターフェース経由でスピーカーから音を出力するところで迷ったり・・。
初心者DTMerにとって、パソコンを使って楽曲制作を始めるにあたって、環境設定は最大の難関といえるでしょう。
これについては、勉強しながら慣れていくしかないので、すぐに対策するのが難しいところではあります。
そこで、DAWソフトの設定について、できるだけ初心者の人にも分かりやすくまとめましたので、以下の記事を活用してみてください。
音楽理論を無視しがち
DTMには、音楽的な知識だけでなく、パソコンや機材などの技術的な知識も必要になります。
- メロディーを作るための音楽的な知識
- DAWや機材を使いこなすための技術的な知識
そのため、音楽経験が全くない人や、パソコンが苦手な人にとって、これらを両方勉強していくのは、かなり大変だと思います。
そのため、技術的な知識を勉強することでいっぱいいっぱいになり、DAWで音を出せるようになった後、音楽的な知識の勉強をおろそかにしてしまいがちです。
しかし、DAWや機材は、本来「音楽を作るための手段」に過ぎないです。
本格的に音楽理論の勉強をするのは、とても面倒くさいですが、必要最低限の知識を知っておくだけでも、音楽制作はとてもやりやすくなります。
以下の記事で、音楽理論を知ると、具体的にどんなメリットがあるのかについて、解説しています。
まとめ
DTM初心者がハマりやすい、ミスについて解説しました。
この記事で解説した内容のポイントをまとめると、以下の通りです。
- 機材の必要性を正しく理解して、無駄な買い物を減らそう。
- 環境設定はネットの情報を調べて理解しよう。
- 最低限で良いので音楽理論を知っておこう。
まとめると、全部「勉強しよう!」みたいな感じになってしまいましたが、DTMに必要な知識を正しく理解することはとても重要です。
以下の記事で、初心者DTMerに必要な情報をまとめていますので、ぜひ活用して効率良くスキルアップしてください。