ソフト音源・シンセ

ピアノ音源のおすすめランキング。現役DTMerがジャンル別に厳選【2020年版】

ピアノ音源のおすすめランキング。現役DTMerが厳選【2020年版】

ピアノ音源は、スタジオで実際にピアノを演奏した音をレコーディングした音声データを元に作られていますので、より本物に近い音を再現できます。

ただし、あくまでサンプリングした音を使っていますので、鍵盤をタッチしたときの音の立ち上がりや余韻(エンベロープ)の再現性がソフトによって異なります。

その中でも、より自然な音鳴りを再現できる、クオリティの高いものを紹介します。

クラシック系に使えるピアノ音源

グランドピアノの音を再現した音源は、楽曲の主役としてガンガン前に出せるような、実物の再現性の高さが選定のポイントです。

音の特徴として、モデルにしたピアノ特有のクセまで細かく再現されているため、ピアノを聴かせるバラードやピアノソロで使うのに適しています。

1位:Synthogy – Ivory II

グランドピアノはもう要らない!くらいの再現性。

Ivory Ⅱは限りなく本物のグランドピアノに近い音を出せるソフトです。色々な種類がありますが、なかでも「Grand Pianos」は、特にそのクオリティの高さに驚かされます。

付属しているエフェクト機能のリバーブやコーラスを使うと、よりリアル感が増します。

値段は決して安くありませんが、宇多田ヒカル氏も同シリーズをプリプロ用で使っているとのことで、納得の品質ですね。

価格31,900円
(2020年6月,Amazon)
発売時期2017年
容量77GB
動作環境CPU:2.0 GHz 4コア以上
メモリ:2GB以上(4GB以上推奨)
エフェクトリバーブ、コーラス

77GBものサンプルを使った、贅沢なピアノ音源
Ivory Grand Pianos IIは、合計77GB以上のサンプルを使用した、バーチャル・グランド・ピアノ音源です。88キー各鍵盤を、最大18段階のダイナミックレベルで収録(Bosendorfer Imperialは、1オクターブの拡張低域部も収録)。また、各サンプルは一切ループ無しで、無音に至るまで自然な減衰を32-bitで収録しており、ステレオ位相も完璧な仕上がりになっています。ハードディスク容量に制限のある方は、Steinway D 9′ Concert Grand、Bosendorfer 290 Imperial Grand、Yamaha C7 Grandの中からモデルを選んでインストールすることもできます。
世界最高クラスのグランドピアノ3台を収録。
Bösendorfer 290 Imperial
GrandGerman Steinway D 9′ Concert
GrandYamaha C7 Grand

Media Integration, Inc

2位:Garritan – CFX Concert Grand

名門アビーロードスタジオで収録された贅沢な音源!

おそらく世界で最も有名なレコーディングスタジオ「アビーロード」監修の音源です。

2,000万円するYAMAHAのコンサート用ピアノの最高峰「CFX」のサウンドが自宅で手軽に再現できてしまいます。

このモデルは、重厚な低域~中域部の響きが素晴らしく、一流のレコーディング技術によって、違和感のない弾き心地を再現しています。

価格28,820円(2020年6月,クリプトン)
発売時期2014年
容量135GB
動作環境CPU:Windows7、MacOS X 10.7以降
メモリ:8GB以上を推奨
エフェクト

『GARRITAN ABBEY ROAD STUDIO CFX CONCERT GRAND』は、英国の超名門レコーディング・スタジオ「アビーロード・スタジオ」の “Studio One” (第1スタジオ)でレコーディングされた、リッチな音色が魅力的なピアノ音源です。
主にオーケストラやオペラなどのレコーディングで使用される大型スタジオ “Studio One” (第1スタジオ)に、繊細で豊かな色彩と音色のコンサート・グランドピアノ「Yamaha CFX」を設置。世界中からコレクションした一流のマイクロフォンと高度なレコーディング技術を駆使し、長年に渡り様々な音楽ジャンルのピアノを収録してきたアビーロード・スタジオのエンジニア・チームが「Yamaha CFX」の音色と倍音、そして “Studio One” (第1スタジオ)の残響を丁寧にレコーディングしました。

Crypton Future Media, INC.

幅広いジャンルに使えるピアノ音源

グランドやアップライトの再現はもちろん、ポップスやロックなど幅広いジャンルに適用できる音源が搭載された、オケとの相性が良いピアノ音源を紹介します。

1位:XLN Audio – Addictive Keys

幅広いバリエーションに対応できる万能音源

グランドやアップライトから電子ピアノまで、様々なモデルのサウンドを搭載しており、幅広く使える音源です。

ボリュームエンベロープやマイクのタイプなどもパラメータにより音鳴りを調整できるため、オケと馴染ませやすいのがメリットです。

ボリュームの割に価格が安く、様々な雰囲気の曲に対応できるので、初心者の人にもおすすめ。

価格24,200円(2020年6月,Amazon)
発売時期2012年
容量700MB~
動作環境CPU:Windows7、Mac OS X10.9以降
メモリ:2GB以上(4GB以上推奨)
エフェクトディレイ、リバーブ、EQ

Addictive Keysは、世界で最も刺激的で興味深いキーボード楽器をソングライター、プロデューサー、音楽メーカーのスタジオに提供します。 そのユニークな音響機能、スマートなワークフロー、高速なロード時間、および卓越した音質は、創造的な流れを維持し、素晴らしい音楽を作曲できるように設計されています。 Addictive Keysには、ExploreMapsに整然と配置された刺激的なプリセットが多数付属しており、プリセットをそのまま使用して、インスピレーションを失わないようにすることができます。 新しいサウンドをデザインしたい場合は、強力なサウンドエンジンを使用して、各楽器を細かく制御できます。 マイクの設定を組み合わせることもできます。

XLN Audio(英文)

デモは公式サイトからお試しできます。

2位:SpectraSonics – Keyscape

36種類のモデルを収録したメガ音源!

Keyspaceは、アコースティックからエレピ、ビンテージまで36種類のモデルが搭載された、ピアノバンドルです。

オケの中で使うピアノは、この音源だけあれば、ほぼ完結できると思います。

ただし、グランドはYAMAHA C7のみでオルガン系はありませんので、そこだけ注意してください。

価格44,000円(2020年6月,Amazon)
発売時期2016年
容量77GB
動作環境CPU:Windows7、Mac OS X10.9以降
メモリ:2GB以上(4GB以上推奨)
エフェクトリバーブ、EQ

Keyscape®は、世界で最も巨大なコレクターキーボード楽器を集めた、類まれなヴァーチャル・インストゥルメントです。十年をかけて制作されたライブラリには、非常に珍しいレアな鍵盤楽器が、細心の注意を払ってレストアされています。その上で、膨大な数のサンプルライブラリを手がけてきたSpectrasonicsのサウンド開発チームによって、微細な段階までマルチサンプル収録されています。

Media Integration, Inc

ジャズ系に使えるピアノ音源

クラシックとジャズ(シンプルな楽器構成のもの)は同じピアノ音源を使っても全然構いません。

ただし、よりジャズにフォーカスして設計されたものもありますので、紹介したいと思います。

1位:Cinesamples – Piano In Blue

ビンテージの雰囲気抜群のジャズピアノ音源!

マイルス・デイビスが名盤「Kind Of Blue」をレコーディングしたスタジオ監修のピアノ音源です。

デモ音源を聴けば分かると思いますが、Neveのコンソールで収録されたその音質は、ビンテージ感あふれる雰囲気でジャズにぴったりです。

使えるモデルはSteinwayのみですが、価格が安い割にクオリティが高いため、おすすめです。

価格99ドル(10,800円,2020年6月)
発売時期2012年
動作環境Kontakt Player 5.3.1以降が必要
CPU:Windows7、MacOS X10.7.8以降
メモリ:900MB以上
エフェクトリバーブ、EQ

・1949 Steinway(Neve 8078コンソールで収録)
・8段階のベロシティ
・9300のサンプル
・3つのマイクポジション
・マイク: Neumann M49、B&K 4007、Sennheiser MKH20
・テープ: Studer A800MKIII  24 Track Analog Tape Machine

Cinesamples(英文)

公式サイトはこちらから。

2位:VI LABS – Ravenscroft 275

最高級の「Ravenscroft 275」のピアノ音源!

約3,000万円のオーダーメイドピアノ「Ravenscroft 275」を忠実に再現したソフト音源です。

Steinway(スタンウェイ)やC7などとはまた違う特殊な音鳴りで、低域もしっかり出ますが、明瞭さもある、メリハリのある音です。

オケの中でも埋もれなさそうなので、バラードはもちろん、ポップスでも活躍できそうです。

なお、2017年にはiPad/iPhone版アプリも登場しています。

価格27,500円(2020年6月,Amazon)
発売時期2015年
 容量5.72GB
動作環境CPU:Windows8、MacOS X10.8以降
メモリ:2GB以上
エフェクトリバーブ

・5.72GB(約35GBをFLACロスレス圧縮)、約17,000サンプル
・フルサンプリング、ループ処理なし
・ミキシング調節可能な 4 マイクポジション
・トゥルースタッカート リリーストレイル
・シンパセティック レゾナンス
・ペダルダウン レゾナンスとトゥルー ペダル アクション
・キーノイズ サンプル・サスティン ペダル ノイズ(アップとダウン)、自動トリガー・ソステヌート(ミドル ペダル)
・ハーフペダル
・IRベースのハイクォリティ リバーブと豊富なプリセット
・洗練された MIDI コントロール
・先進的な UVI スクリプティングによるシンプルかつパワフルなインターフェイスと革新機能

FOMIS Soundwares

初心者におすすめのピアノ音源

メロディー作りをサポートする機能が搭載されているものであれば、初心者でも安心して使えます。

1位:ToonTrack – EZkeys GRAND PIANO

操作が簡単で初心者の即戦力になる音源!

こちらは、名門Steinwayの「Model D」を再現したソフト音源です。

プロのピアニストが作成したMIDIフレーズが多数搭載されており、任意のキーを選ぶだけでフレーズが完成します。

単純なピアノ音源ではなく、曲作りを学べる便利な機能が満載のため、初心者におすすめです。

価格16,500円
(2020年6月,Sonicwire)
発売時期2012年
 容量500MB
動作環境CPU:Windows8、MacOS X10.8以降
メモリ:2GB以上
エフェクトリバーブ、コンプレッサー 他

ピアノ/キーボードのバッキング制作に役立つMIDIライブラリを豊富に収録。
Steinway & Sons 社のModel D グランドピアノを丁寧に収録。標準的なピアノ音源としても使用可能。
“EZ” シリーズのコンセプトを継承。簡単な操作性を徹底的に追及。
グランドピアノと演奏時のアクションをビジュアル化する、視認性に優れたインターフェース。
3つのペダルを用意(サスティンペダルペダル、ウナコルダペダル、ソステヌートペダル)
MIDI ライブラリへ瞬時にアクセス、オーディション(試聴)、ドラッグ&ドロップによるパートの作成まで、シームレスな操作が可能。
ユーザー作成のMIDI ファイルやお好きなMIDI ファイルを” お気に入り” としてソングブラウザに追加可能。
ソングトラックにドラッグされたMIDI ライブラリを即座にアナライズ。ソングトラックにコードネームを表記。
コードネームをクリックすると表示される「スマートトランスポーズ」では、MIDI ライブラリの響きを自由に変更することが可能。
演奏性を考慮。お使いのMIDI キーボードに合わせ、MIDI の感度を調整することが可能。
チューニングを調整することが可能(オクターブ、セミトーン、セント)。
サウンドキャラクターを調整したファクトリープリセットを豊富に用意。
エフェクターを搭載(Compression, Detail, Reverb, Tone)。

SONICWIRE

バンドルセットに含まれるピアノ音源

最後に、様々な音源がセットになった音楽制作パッケージに含まれているものを紹介します。

ソフトシンセやサンプル音源なども必要なのであれば、最初からセットで購入した方が圧倒的にお得になります。

まだ他に音源をあまり買われていない人には、おすすめです。

1位:Arturia – Piano V2

動作が軽くて弾き心地抜群!物理モデリングのピアノ音源。

Piano V2は、VAシンセのように、パソコン上で合成してピアノの音を再現した、物理モデリング型の音源です。

そのため、他の音源と違い、数十GBの音源ライブラリをダウンロードする必要がなく、ストレージを圧迫しません。

その分、本物感は少し薄れますが、動作も軽く、演奏時の出音の違和感もほとんど感じられないため、制作にはとても便利な1台です。

価格249ドル
(約27,000円,2020年6月)
発売時期2017年
 容量4GB
動作環境CPU:Windows7、MacOS X10.10以降
メモリ:4GB以上
エフェクトリバーブ、EQ
含まれているバンドルArturia V Collection 7

・物理モデリングエンジン(サンプル音源未使用)
・12種類のピアノモデル(Concert Grand、Intimate Grand、Pop Grand、Jazz Upright、Piano-bar Upright、Pop Upright、Classical Upright、Glass Grand、Metal Grand、Japanese Grand、Plucked Grand、Tack Upright)
・88種類のプリセット
・ベロシティカーブエディター

Arturia(英文)

Piano V2単品で購入する場合はこちら。

本製品は、Arturia V Collection 7にバンドルされています。

2位:Native Instruments – Alicia’s keys

有名シンガー全面プロデュースのインストゥルメント!

「No One」などの名曲で日本でも有名なR&BシンガーのAlicia KeysとNIのコラボにより開発されたインストゥルメントです。

ソロだと少し寂しい感じがしますが、「Yamaha C3 Neo」の明るくてクリアな響きで幅広いジャンルに合いそうです。

実際に、C3がフル活用された彼女のアルバム「The Element of Freedom」を聴けば、その多種多様な使い方が想像できます。

価格13,400円
(2020年6月,Native Instruments)
発売時期2010年
 容量17GB
動作環境KONTAKT Playerが必要。
CPU:Windows8、MacOS X10.8以降
エフェクトリバーブ、EQ
含まれているバンドル Komplete 12 Ultimate

・Alicia Keys自身が使っているYamaha C3 Neoピアノのサウンド:ディスクリート・ベロシティ・レイヤーの約3000の個別サンプル – 17 GBの非圧縮WAVファイルに相当。
・Alicia Keysの演奏からサンプリングされ、彼女自身のスタジオで彼女のエンジニアと共に録音されました。
・アーティストと共同で開発し、彼女のレコーディングとパフォーマンスのニーズに合ったものになっています。
・キーを叩く時の指のノイズを含むきめ細やかなサンプリング技術。
・サステイン・ペダルとハーフ・ペダリングを本物のように再現したサステインとリリース・フレーズのサンプリング。
・アンダンプド・ストリングスでのハーモニクスのための全く新しい共鳴システム。
・非常にクリーンなクオリティですが、伝統的なサウンドのマイクロフォン・ノイズが調節可能です。
・88鍵の各キーにおける機械的なリリースノイズとペダルでのノイズが自然な形で織り込まれています。
・EQとコンボリューション・リバーブが組み込まれており、サウンドを直接インストゥルメントで調節することができます。

Native Instruments

本製品は、Komplete 12 Ultimateに含まれています。

まとめ

ピアノ音源は、クラシックやジャズはもちろん、ポップス、ロック、EDMなど様々なジャンルで使われるため、音の種類もたくさんあります。

どれを選ぶか決められない場合は、デモを聴いてみて「コレだっ!」と思ったものを直感で選べば良いと思います。

ただし、実際には、オケと混ぜたり、エフェクトで処理することでいかようにも加工できますので、そこまで神経質にならなくても大丈夫だと思います。

タクヤくん
タクヤくん
どうでも良いけど、Piano In BlueとかAlicia’s Keyとか、ダジャレみたいなタイトルが多いの面白いね。

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