ソフト音源・シンセ

ストリングス音源のおすすめをランキングにしてみた【2020年最新版】

ストリングス音源のおすすめをランキングにしてみた【2020年最新版】

クラシックはもちろん、ポップスからロックまで幅広く使われているストリングス音源。

ギターやベースを弾けたり、家にあるという人は珍しくないですが、バイオリンやビオラなど、ストリングスの経験がある人はかなり貴重ですよね。

ストリングス音源は楽曲の中でも、かなり目立つパートのため、慎重に選びたいところです。

また、2020年になって新しい音源も多く登場していますので、ここで、おすすめの音源をランキング化してみました。

ポップス、ロックなどのポピュラー音楽

ポップスやロックなどでは、ボーカルやギター、ピアノといった楽器と組み合わせて演奏するパターンが多いです。

そのため、オケの中でも混ぜやすい、クリアで癖のないサウンドのものがおすすめです。

1位:Vienna Instruments – Vienna Chamber Strings 1

定番人気の室内楽用ストリングス音源!

音質が良いことで長年に渡り、幅広い層から支持を得ている屋内学用の音源です。

2012年発売で結構古いので、最新音源と比較すると、打ち込みが手間に感じるなど、機能の差を感じます。

それでも、手頃な価格で良質な音源が使えるという意味で、コスパが良いです。

また、他の音源と比較して値段がお手頃なのもポイントが高いところです。

価格26,840円(2020.06)
発売時期2012年
容量
動作環境OS:Windows8、Mac OSX 10.10以上
メモリ:2GB以上(4GB以上推奨)
収録内容バイオリン(6人編成)
ヴィオラ(4人編成)
チェロ(3人編成)
コントラバス(2人編成)

『VIENNA INSTRUMENTS』は、24bit大容量のサンプル&大量のアーティキレーションと”高次元で融合”する様に設計された、現在唯一のカスタム・ソフトウェア音源です。
本製品のエンジン部は、伝統と経験による”高度な音楽的アルゴリズム”と”最先端テクノロジー”の結晶体であり、VIENNA社開発(特許)の革新的な機能で構成。中でも特筆すべき”パフォーマンス検出アルゴリズム”による、1つのプリセット、1つのMIDIトラックで、数百というアーティキュレーションを瞬時に自動召集(!!)するという機能の恩恵は、まるで本物の楽器を奏でる程の”操作性”と”表現力”、リアルタイムで思い通りの演奏を楽しむことを可能としました。

クリプトン

2位:Native Instruments – Session Strings Pro 2

定番人気の室内楽用ストリングス音源!

ご存知、Native Instrumentsの

Session Strings(Proじゃない方)は、奏法表現できないのでアクセント的にしか使えませんのでご注意ください(機能比較はこちら)。

価格40,300円(2020.06)
発売時期2018年
容量約38GB
動作環境Kontakt、Kontakt Playerで動作
収録内容バイオリン(8人編成)
ヴィオラ(6人編成)
チェロ(4人編成)
コントラバス(4人編成)

最大22名のプレイヤーによるカスタム・アンサンブルを構成することが可能。またプレイヤーの着座位置はトラディショナルまたはモダンから選択でき、セクションのステレオポジションも設定できます。
レガート、ポルタメント、グリッサンド、複数のクレッシェンド、トリル、スクープ、フォールを含む26種類のアーティキュレーションを収録しています。

SONICWIRE

3位:Spitfire Audio – Chamber Stings

アーティキュレーション機能が充実した本格派音源!

いわゆる全部入り系のストリングス音源です。値段からすると、そりゃこれくらいは揃ってないとねという感じ。

奏法表現の機能が充実しているので、ストリングスが全面に出る楽曲を手掛ける場合は、「あーこれ出来ないんかい!」ってならないように、

本製品のように機能が充実したものを選ぶのも、賢い選択肢なのかもしれないですね。

価格82,181円(2020.06)
発売時期2016年
容量約80.9GB
動作環境OS:Windows8、Mac OSX 10.10以上
メモリ:4GB以上推奨
収録内容第1バイオリン(4人編成)
第2バイオリン(3人編成)
ビオラ(3人編成)
チェロ(3人編成)
コントラバス(3人編成)

244 のアーティキュレーション:38 shorts, 53 longs, 19 FX & 45 legato
ロンドンの超一流ストリングス・プレーヤー(16名)
プレーヤーのシートポジションで収録
マイクはヴィンテージのチューブ及びリボンを使用
プリアンプはNeve 88R desk のNeve Monserrat を使用
テープ経由で96kHz デジタル収録
複数のダイナミックレイヤー及びラウンドロビンを丁寧に収録
主要なアーティキュレーションに加えて、ユニークなアーティキュレーションを追加で収録

SONICWIRE

映画音楽、ゲーム音源などのインスト系

映画やゲームのBGMとして使われる音楽など、インストの楽曲ではストリングスの存在感が大きくなります。

そのため、よりリアルな響きを再現できる音源を使って、印象に残るサウンドをつくれるものがおすすめです。

1位:Spritfire Audio – Spritfire Studio Strings

音質・機能ともに優れた優等生ストリングス!

新製品があまりリリースされないストリングス音源のなかでは、比較的新しい音源で、とてもクリアな音質です。

リバーブ処理などがかかっていない「ドライ音」なので、オケの中でもとても使いやすいです。

音源の種類のバリエーションに加えて、アーティキュレーションも充実しているので、映画やゲームに限らずオールジャンルで使える、満足度の高い音源といえます。

価格通常版: 29,271円(2020.06)
Professional: 58,663円(2020.06)
発売時期2018年
容量
動作環境Kontakt5、Kontakt5 Playerで動作
Windows8、Mac OSX 10.7以上
収録内容第1バイオリン
第2バイオリン
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
フルアンサンブル

この「Spitfire Studio Strings」は、全く新しいSpitfire Orchestra シリーズの最初のライブラリです。我々Spitfire Audio の野望は高いフレキシビリティを持った完全プロ仕様の「ドライステージ」サンプルライブラリを作成することでした。 魅力的な響きを持ったLyndhurst Hall(ロンドンのエアスタジオ)よりも小さく、響きを調整しやすいスペースであるAir Studio One で収録したことで、Spitfire ライブラリを愛用している作曲家の制作環境・楽曲に、奥行きとディティール、フォーカスを一度に加えることができるライブラリに仕上がりました。ポップスからドラマの音楽、壮大な映画音楽からゲーム音楽まで、ありとあらゆるジャンルで活用することができるでしょう!

Sonicwire

2位:Cinematic Strings – Cinematic Studio Strings

迫力のあるリアルオーケストラサウンドが魅力。

シネマティックストリングスというタイトルの通り、大型のホールで収録された迫力のあるサウンドの音源です。

収録サンプルに人間らしい自然な演奏の揺れが再現されているため、簡単な打ち込みでもリアルな演奏音をつくることができます。

ちょっと価格が高いのですが、簡単な操作で良いサウンドが得られるというメリットから2位にしました。

価格42,647円(2020.06)
発売時期2016年
容量約32.11GB
動作環境Kontakt5、Kontakt5 Playerで動作
収録内容第1バイオリン
第2バイオリン
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
フルアンサンブル

・オーストラリアのスコアリング・ステージ(映画音楽向けの大規模レコーディング・スタジオ)で収録された、ハリウッド・スタイルのストリングス音源です。
・レガート・エンジン、ポルタメント、音符ごとのレガート演奏(上方向&下方向)、再ボウイング
・レガート、スピッカート、ハーモニクス、コンソルディーノ(ミュート)を収録。揺れ感のあるサウンドのため、ベタ打ちでもリアル。
・リボンマイク、コンデンサーマイク

Sonicwire

3位:East West – Hollywood Strings

長年の歴史が詰まった膨大なライブラリが魅力の音源!

ソフト音源で有名なEast Westのストリングス音源です。発売から10年以上が経過していますが、アップデートを続けており、今でも人気があります。

300GB以上のライブラリが揃っているため、必ずといっていいほど、欲しい音が見つかります。

総勢57人編成が可能、マイクポジションも5カ所から選択できるなど、機能面も充実しているため、とことんストリングスを使いたい人におすすめです。

価格48,780円(2020.06)
発売時期2010年
容量約300GB以上
動作環境Windows7、Mac OSX 10.7以降
メモリ: 8GB以上(16GB以上推奨)
収録内容第1バイオリン(16人構成)
第2バイオリン(14人構成)
ヴィオラ(10人構成)
チェロ(10人構成)
コントラバス(7人構成)
フルアンサンブル

・300GB超の詳細なまでに収録した豪華ストリングス音源
・総勢57人編成のストリングスセクション
・先進的なボウチェンジ、スラー、ポルタメントレガートやフィンガーポジション、ラン奏法などを含む様々なインテリジェントパフォーマンスとハイクォリティの再生を実現
・5ポジションのマイクコントロール
・高品位でリアルな残響コントロール
・64bitOS対応 (ホストに依存)
・他のPLAYエンジンのソフトウェア音源と同時読込みと使用可能
・スタンドアローンおよび業界標準のプラグイン形式:VST/RTAS/AUに対応
・プリインストールされたSATAハードディスクで供給

Soundhouse

まとめ

今回紹介したストリングス音源を見てみて、いずれも「そんなに安くないな~」と思われたかもしれません。

ストリングスは、そもそも演奏できる人が限られてきますし、レコーディング環境を準備するのも大変なので、そこはねぎらってあげましょう。

また、物理モデリングのストリング音源もありますが、打ち込みするが難しいので、演奏できる人以外にはおすすめできないです。

この記事の情報が皆さまの参考になると幸いです。

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