楽曲制作

DTM(デスクトップミュージック)とは?

DTM(デスクトップミュージック)とは?

おそらくこの記事を見ている人は、DTM(デスクトップミュージック)という音楽用語について、聞いたことはあるけど、意味までは良く分からなかったり、なんとなくしか知らないという方だと思います。

そこで、今回はそもそもDTMって何?何が良いの?曲作るのに絶対必要なの?という疑問にお答えしていきたいと思います。

この記事で解決できること
  • DTMとはそもそも何?
  • DTMすることのメリット3つとは?
  • DTMに向いている音楽ジャンルは?

DTM(デスクトップミュージック)とは?

タクヤくん
タクヤくん
曲作りたいなら、DTMやれって言われたんだけど、そもそもDTMって何?
DTM部長
DTM部長
DTMは「デスク・トップ・ミュージック」の略で、 DAWっていう音楽制作用のPCソフトを使って、キーボードとかマウスで打ち込んで音楽を作ることです。
 最近では、パソコンだけではなく、iPadやスマホなどを使ってDTMを行うことも可能になりました。

また、DTMをやっている人は「DTMer(ディーティーエマー)」と呼ばれています。

 ちなみに、「DTM」という言葉は和製英語なので、海外では意味が通じません。英語で情報をググるときは「Computer Music(コンピューターミュージック)」と検索しましょう。

DTMの何が良いの?

タクヤくん
タクヤくん
楽器持ってれば、曲作れると思うんだけど、わざわざパソコン使ってDTMやるメリットって何?
DTM部長
DTM部長
それはごもっとも。でも、ギターとかドラムなんて、簡単にポンポン買えないでしょ。

それに、タクヤくん、楽器できないでしょ。

そんな人でも、立派な曲作りができるのがDTMをやる最大のメリットです!

より詳しく言うと、DTMのメリットは、他にもこんなにあるんです。

メリット① 楽器が演奏できなくても作曲できる。
メリット② たった一人で楽曲を完成させられる。
メリット③ 自宅に居ながらレコーディングができる。

メリット① 楽器が演奏できなくても作曲できる。

 DTM用のソフトには、プラグインという楽器の音を再現したソフト音源が付属しています。

 そのため、パソコンを使ってMIDIと呼ばれる信号を打ち込みすることで、実際にその楽器を演奏して鳴らしたかのようなサウンドを作ることができます。

マウスで信号を打ち込み、楽器が信号に合わせて音を鳴らす

当然、生楽器と比べると完全に一緒とまではいかないですが、最近では、ほとんど本物と違いが分からないくらいクオリティの高いソフト音源も出てきています。

また、世の中に存在する楽器だけでは作れない、特殊な電子音を作ることもできるため、幅広い曲作りが可能です。

メリット②  たった一人で楽曲を完成させられる。

バンド形式でセッションをして曲を作る場合、例えばポップスであれば最低でも以下のようなパートが必要になりますよね。

ポップスの作曲に必要なパート
  • ボーカル
  • ピアノ
  • ギター
  • ベース
  • ドラム

これらのパートを担当するメンバーを全て集めるのは、簡単ではないでしょう。

しかし、DTMソフトを使って各パートの音を打ち込みで制作することで、たった一人で1曲完成するまで仕上げることができます。

むしろ、スタジオの現場でも、楽曲の編集にはDTMソフトが使われていますので、一人だとクオリティで劣るということは全くありません。

タクヤくん
タクヤくん
なるほどね~。オレ友達いないし、ちょうど良いわww

メリット③  録音・編集ができる。

DTMといっても、全て打ち込みだけで曲を作る必要はありません。

歌が歌える、楽器が弾けるということであれば、スタジオのように自宅でレコーディングを行い、パソコン上で加工したり編集することができます。

楽器を録音して、加工・編集が出来る。

ちなみに、自宅で録音することからDTMのことを「宅録」とも呼びます。スタジオを借りて録音するには、時間単位でお金がかかりますが、宅録であれば安心ですね。

最近では、ボーカルはレコーディングして、シンセなどの楽器はソフト音源を使うなど、アナログ音/デジタル音のハイブリット型で制作するのが主流となっています。

なお、レコーディングするためには、別途、オーディオインターフェイスと呼ばれる機材が必要になります。

DTMでどんな音楽が作れるの?

タクヤくん
タクヤくん
ところで、DTMってどんなジャンルの曲でも作れるの?
DTM部長
DTM部長
基本的には何でも作れるけど、クラシックみたいに、曲中にテンポが変わる曲はやりづらいな~。
DTM用のソフトであるDAWでは、打ち込んで作った音のテンポを曲中で変更するのがとても大変です。

DTMに向いているジャンル
  1. EDM、ヒップホップなどのダンスミュージック全般。
  2. ポップス、ロックなどの曲中でテンポが変わらない曲。
DTMに向かないジャンル
  • クラシックなど、曲中でテンポが変わる楽曲。

※不可能ではないですが、打ち込みだと大変。

また、DAWには色々な種類があり、それぞれに向いているジャンルがあります。

DAWについては、以下の記事で、主な機能や、選ぶポイントなどを詳しく紹介しています。

まとめ

この記事の要点をまとめると、以下の通りです。

  1. DTMとは、DAWを使って曲を作ること。
  2. DTMで、楽器や友達がいなくても、アーティストになれる。
  3. テンポがコロコロ変わる楽曲は、打ち込みには向いてない。

パソコン1台あれば曲が作れることから、最近では、多くのアーティストがDTMにより制作した楽曲でメジャーデビューしています。

自分も、自宅で一人で曲作りをしたい!という方は、この機会にぜひDTMにトライしてみてください。

タクヤくん
タクヤくん
なるほどね~。じゃあ、DTMやってやるからとりあえず何から始めたら良いか教えて!

さっそくDTMを始めたい!もっとDTMについて詳しく知りたい!と思われた方は、以下の特集ページをチェックしてみてください。

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